見た目は蝶結びとほとんど変わらないけれども強い紐の結び方に”イアン・ノット”という技術があります。
とにかくスピーディーに結べて解(ほど)けにくい特長を持つこの結び方は熟練者はいとも容易く結びますが、初心者にはとにかくコツを掴みにくい事で有名です。
今回はこれ以上ないぐらいに丁寧にこの結び方を紹介・説明します。本当にちょっとしたコツでマスター出来る様になりますのでお付き合い下さい。
では早速、、
まずロープを交差させます。
続きまして交差部を絡ませ引っぱります。手前左側のロープが下から延びる様にして下さい。
手をつけると上の画像の様になります。
手前(左手側)を親指で押さえ、奥(右手側)を人差し指で押さえます。
そして ここからがミソなのですがロープ(紐)の先端側を小指で握りながら、人差し指と親指でフックの形を作ります。
そのまま手繰り寄せ
それからロープを引きつつ人差し指と親指の背面でテンションをかけると上の画像の様な形になると思います。
ちょうどアルファベットの大文字の”N”を左右反対にした鏡文字のような形になっていれば問題ありません。
手が無い状態ですと上の画像のように輪っかが二つ向き合っているという感じになります。
では先程のNの鏡文字の状態から連続して指と結び目がどの様な軌跡を通るかご覧ください。
ちょっと右手を縦にしながらお互いの輪をつまみに行く。
つまんだら左右に開く
するとこんな形になります
固くなるまで引っ張ります。
さて、スローモーションの様に画像を並べましたが、やっている事は人差し指と親指に絡みついている輪っかを交差させながら互いに引っ張り合っているだけです。
これが熟練者の動きだとか動画だと速すぎてわからないんですよね。今まで理解できずにモヤモヤしていらっしゃった方は上の画像の流れを目に焼き付けて下さい。間違いなくできるようになりますから。
これをさらに構造的に説明しますと
先程の二つの向かい合った輪っかを
上の画像の様に重ね合わし
黄色の矢印の様に重なり合った輪っかがお互いの輪の中を通ることによって、徐々に結び目が締まっていくというカラクリです。
これに手の指が加わると先程の様な流れになるんですね。
これでイアン・ノット(蝶結びの応用)の完成です。
このイアン・ノットで靴ひもなんかを結びますと、今まで歩くとほどけていた靴ひもが嘘のようにほどけなくなります。
実際に紐やロープを使って練習してみて下さい。「おおっ!!」ってなりますから。
今日もブログに来てくれてありがとうございます。またね
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