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子供用の木製カート、木製台車の作りかた
- 2018/1/3

今回は子供用の木製カート、木製台車の作り方を紹介します。イメージ的にはサンタさんが乗ってそうな木製のソリにキャスター(コロ)を取り付け、子供を乗せて移動できるようなモノと考えて下さい。
先日 子供用のプラスチックのソリにキャスターを取り付けた話をしたと思うのですが、今回はもう少し本気を出して木を用いており、より頑丈な造りになっています。
ちなみにプラスチックのソリにキャスターを取り付けたものは重量的には5歳ぐらいまでで限度といった感じでしたが、木製の方は小学生の低学年でも余裕で耐えうる頑丈さです。大きなサイズで作ればさらに大人が乗っても大丈夫でしょう。
まずは全ての土台となる木の枠を作成します。
集成材(厚さ20mm)と木工ボンドを用いて枠を作るのですがこの時にクランプで圧着保持するとそれだけで想像以上に頑丈な枠が仕上がります。
ちなみに全長は62cm、幅は30cmです。
続きまして先ほどの木枠にキャスターと椅子を取り付けるのですが、まずは椅子の足を土台の枠に取り付けるためにダボ穴をあけます。
椅子と土台をダボで繋ぐのですがそれだけだとまだぐらつくと思いますので、さらに椅子の足にサイドカバーを取り付け、ネジ止めして補強します。
底面にキャスター(コロ)を取り付けます。
フロントに自在キャスター、リア部分に固定キャスターをつけると良いでしょう。ちなみにタイヤのサイズは50mmにしました。
キャスターの取付けには電動ドライバーが手っ取り早いのですが、短いビットだと取付け辛いので、上の画像の様な長めのビットを使うと作業がはかどると思います。
ほら、こんなに長いビットがあるんですよ。
これだけリーチがあると電動ドライバーの本体がキャスターにぶつからずにネジ止めが出来ますね。
後は紐(ヒモ)を取り付ければほぼ完成です。
ヒモだけでも良いと思うのですが、上の画像の様に“取っ手(グリップ)”を付けてあげるとさらに良くなると思います。
後は好きな色を塗ってワックスで仕上げて下さいね。
私は昔の汽車をイメージして黒い色を塗り、前面に丸いオブジェをパーツとして取り付けました。
これに子供を乗せて引っ張ってあげると凄く喜びますよ。
これは子供用に小さなサイズでデザイン設計してありますが、実は木製で50mmのキャスターだと実は70~80kgぐらいの大人が乗ってもビクともしません。
応用で頑丈な台車なんかも自作することが可能ですので、試しに色々作ってみると面白いと思いますよ。
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