家の中で縦の空間を有効活用したいというのは皆がよく思うことだと思いますが、例えば天井一杯に棚を取り付けたいと思った時、壁づたいに棚を取り付けようにも、壁が石膏ボードの様な弱い壁だと裏面に下地が入っていないと強度が足りずに上手く設置できません。
仮に下地があったとしても壁に穴をあけることを前提に作業を進めなければなりません。
そうではなくて単純に壁づたいに木の柱があればそれだけで良いんだと考える人は多いでしょう。
そんなときに便利なのがこのアイテムです。
LABRICO(ラブリコ)という2×4(ツーバイフォー)材専用のアジャスターなんですね。これを木材の両端にはめ込んで天井と床につっかえ棒の様に張ればOKです。
似たような商品が世の中にはあるのですが、この商品の最大の特徴はネジで調整できることで、バネ式とは違い かなり強固に支持することが可能です。
画像でみるとバネが見えますが、このバネはネジで締め付けした後、ゆるまないようにするために本器を支える為のバネであり、あくまで支持の仕組みはネジによる調整です。
何より凄いのは背の高い戸棚の上と天井を繋ぐと転倒防止の効果も期待できることです。デザイン性に優れていて且つ強固な支持を実現できるのはこの商品だけのように思います。
ちなみに2×4(ツーバイフォー)とは木材サイズの規格で太さが38mm×89mmのモノをさします。資材館併設のホームセンターにいくと1,800mmや2,400mm程度の長さのモノが販売されていますのでそこで手に入れる事が可能です。
長モノになりますので、所有の車に入らない場合はトラックを借りるか配送をお願いすると良いでしょう。
この商品 よく考えられていて取付けも非常に簡単なのですが、長い木材をどうやって調達するかが一番の課題なのですね。だから家まで木材が届けば もうこっちのもんです。
さて、取り付ける時の要点ですが、“ツーバイフォーの木材の長さをよく精査してまっすぐに切る”ということに尽きると思います。
例えば天井から床までの長さが2,400mmでしたら、95mmマイナスで2,305mmに木材をカットします。
後は樹脂成形された商品(ラブリコ)に木材を差し込むだけです。
ただ相当長い木材を扱うことになりますので、回りに気をつけながら そっと立てて下さい。
そして、意外に難しいのがまっすぐ立てるということ。目視だけだとやっぱり歪んでしまいます。
アジャスターで締め付ける前にレベルで垂直がしっかりとれているかをチェックしておいた方が良いでしょう。ちなみに上の画像で黄色い液体が入っている透明の道具がレベルです。(水平や垂直かどうかを確かめる為の道具)
我が家はまず玄関の脇にラブリコを使って、ツーバイフォー材の柱をたてました。ここから玄関脇の空いたスペースを有効活用して靴を収納する棚や、傘などを吊るすバーを設けたり、鏡を設置したりする予定です。
やがて、こんな感じの棚が玄関脇に誕生しました。
天井までフルに使えるのは良いですよね。
焦げ茶色のラブリコ
オフホワイトのラブリコ
実は1×4(ワンバイフォー)材に対応した商品もあります
持ってそうで持ってない人が多いレベルという道具
今日もブログに来てくれてありがとうございます。またね
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