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コンクリート表面のガタガタを綺麗にする方法、ディスクグラインダーで削りながら磨く
- 2017/1/15

“コンクリートのザラザラした部分やガタガタした箇所を自分で綺麗にすることは可能か?”
電動工具を使って何とか出来ないものかと悩んでいる方もいらっしゃるのではないかなと思います。
その様な訳で今回はディスクグラインダーを用いたコンクリートの研削加工の紹介をしてみたいと思います。(※表面を磨くというよりも、削り出しながら表面を綺麗にしていく作業になりますので研磨ではなく研削と呼ぶらしい)
以前に駐車場の目地をコンクリートで埋めた話をしたことがあったかと思いますが、大雑把にコンクリートをうってしまった為に多少デコボコしたポイントが出来てしまいました。
この通りです。
固まる前に鏝(こて)でしっかりと押さえておけば良かったのですが、うっかり忘れてしまい気付いたときには既に硬化が進んでしまっておりました。
木材だったらオービタルサンダで綺麗に整える事が出来るのですが、コンクリート相手では分が悪そうです。試しにやってみましたが‥
十秒程度研磨してみましたが
上の画像の通りです。
削れますが能率が悪すぎます。こんなことでは日が暮れてしまいます。
この様な時にはディスクグラインダーの登場です。
ディスクグラインダーは様々な種類の円盤状の刃を取り付けて、金属や石材・コンクリート等を研磨したり切断することが可能な電動工具です。
今回はコンクリート研削用の刃を取り付けて、コンクリートのザラつきやガタつきをガリガリと削りながら研削して綺麗に整える事が出来ます。
そして作業に入る前に‥
まず先に刃を装着させる際の注意点ですが、下の画像を見てください。
ダイヤモンドホイールを軸に通すと軸とディスク穴との間に隙間が出来るかと思いますが、付属のリングで埋める事が出来ます。いや埋めないと事故が発生するはずですので必ず取り付けて下さい。
このリングがないと刃が中心からズレるはずですので、無かったときの事を思うとまあ想像するだけで恐ろしいですよね‥
さてここで‥
研磨ではなく敢えて研削用のダイヤモンドホイールを用いるのには理由があります。
コンクリート用といえば上の画像の様なサンディングペーパーを円盤状にしたディスクもあるのですが、先程のオービタルサンダと同様にデコボコが多いときは能率が悪いのです。
試してみましたが、オービタルサンダよりはもちろん良いですがやはりコンクリート用とはいえ研磨向けといった感じです。
はじめの方に研磨と研削の違いを注釈として説明しましたが、正にその差がそこにあります。
ですからある程度のレベルまでは研削して整えるのが良いなという事が自分で試してみて判った一番の近道でありました。
実際に作業を始めますと強烈なモーター音とガリガリガリと削れるコンクリートの砕ける音が入り交じり、
かなり騒音と粉塵が発生しますが、暫く作業を続けますと、上の画像の様に綺麗になってきます。
いま騒音と粉塵の話をしましたが、作業前にはゴーグルと防塵マスクとイヤーマフを用意して下さい、圧倒的に楽になりますよ。
プロのようにはいきませんが、diyでも見映えはかなり良くなりますよ。
ただし注意点として一つ、この方法でも一人で広大な面積をこなす事は無理だと思われます。粉塵の量も半端なくなりますし、振動で腕がダルくなってしまうものと思われます。
あくまでdiyでやるのは補修向けといったところでしょうか‥
ディスクグラインダーは変速できるタイプがお奨めです。
今回使用しましたコンクリート研削用のダイヤモンドホイールです。
続きの話です。削ってきれいになったコンクリートの目地の部分に人工芝を貼りました。