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仕上げにブライワックスを使ってみよう
- 2016/9/12

素人diyだけどプロっぽく仕上げたい‥
これまで数多くの棚や机なんかを自作してきたna工房ですがいつも悩むのは最後の仕上げ方法だったりします。
時に蜜ろうワックス(着色のないモノ)で仕上げ、時に亜麻仁油で仕上げたりと色んな方法を試してきましたが、最近になって何となく自分のスタイルが出来上がってきたなと感じます。
そんな中、今回はBRIWAX(ブライワックス)を使用してみた感想を記事にしたいと思います。
BRIWAX(ブライワックス)
ブライワックスもカテゴリー的には蜜蝋ワックスなのですが、言うなれば「ワックスを塗りながら着色出来ますよ」というのがその特長で、中でも様々な色合いがあるのですが、個人的に最近はアンティークブラウンという色を多用しています。
上の画像がブライワックスのアンティークブラウンです。パッと見 ドロッとしたワックスですので濃い色になりそうなモノですが、着色していない木に直接塗ってもそれほどキツイ感じにはなりません。
繰り返しになりますが、ナチュラルな蜜ろうワックス等とは違い、BRIWAX(ブライワックス)は事前にステイン系の塗料で着色しなくてもある程度ワックス掛けと同時に着色できます。
しかし、時としてあまり強い色に仕上げたくない場合なんてのもありまして、そんな時にアンティークブラウンは重宝します。
上の画像はBRIWAX(ブライワックス)を1回塗り、布でさっと拭き取っただけの小さな棚ですが、それだけで生の木とは違う艶やかな雰囲気が出てきます。殆ど着色無しで油分だけが刷り込まれている感じです。
スチールウールやスポンジ式の研磨材なんかで擦り付けながら塗ると重厚な風合いになります。(本来はこのやり方がメーカーが薦める塗り方)
複数回重ねるとより重たいイメージになります。
そんなに何回も重ね塗りしたくないよという方は更に濃い色のモノを使っていただくか、事前に着色を施すと思い通りの風合いになるんではないかと思います。
上の画像はステイン系の水性塗料、色はミディアムブラウンで事前に着色してからBRIWAX(ブライワックス)のアンティークブラウンを塗った作業台です。
実はこの方法が最近一番私が好んで使用している仕上げ方法になります。単純に風合いが好きだだとか、手間が少なくてもそれなりに仕上がるなど理由は色々あるのですが、BRIWAX(ブライワックス)だけでは防腐効果や防虫効果がないというのが大きいかと思います。
ワックス前にステイン系の水性塗料を施すとその効果がグッと上がります。成分が木の中に浸透していくのがステイン系塗料の特長ですから、その上からワックスを塗れるんですね。
ペンキだとこうはいかないんですね、何せペンキの場合は木の表面に被膜を作るわけですから、ペンキが邪魔でワックス出来なくなってしまうのです。
あとはブライワックスを使用する際のポイントですが
上の画像の様にワックスオイルを塗った後スチール研磨材やスポンジ式の研磨材なんかで木材に擦り付けながら塗り付けることです。刷毛だけだとムラになりますので、この擦り付ける工程が重要です。
後は余計な油分をウエス等の布切れで綺麗に落としてあげると完了です。
亜麻仁油は仕上げ後ベトッとした感じになり乾いて使用できるようになるまで相当な日数がかかるのに対して、蜜ろうワックスやBRIWAX(ブライワックス)等のワックス類は晴れた夏の日であれば数時間天日干しで充分に使用可能になるところが素人のdiyに持ってこいだなと私なんかは思うのです。
見た目もプロっぽくなりますし。
ちなみにもうちょっと濃いダーク系の色にしたい時はオールナット(ウォルナット)の水性着色塗料を使うとグッと雰囲気が締まります。上の画像の棚はオールナットで着色した後にブライワックスのアンティークブラウンを上から擦り込んでいます。
遠目から見るとこの様な感じです。
(オールナットで着色した玄関脇の棚です。)
ステイン系の水性塗料(ミディアムブラウン)
ステイン系の水性塗料(オールナット)
ブライワックスのアンティークブラウン
いかがでしたか?今日もブログに来てくれてありがとうございました。またね