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木彫り彫刻でのフクロウさんの作り方!
- 2016/3/29

今回は木彫り彫刻でフクロウさんを彫る手順を紹介致します。以前絵本に出てくるコミカルなタッチのフクロウさんの作り方を紹介したことがありましたが、今回は少し写実的なイメージになります。
まず用意するものですが
- 角材(今回は直径45mmのモノを使用しています)
- 鉛筆(下書き程度に使います)
- 糸ノコ(無ければノミや玄能で荒く削っても構いません)
- ミニルータ(ハイスピードロータリーツール)
- 絵の具、筆、パレット
これぐらいが揃っていれば良いでしょう。
鳥類の中ではフクロウさんは少し肉厚な部類になりますので、板材よりかは角材が素材として向いてるかと思います。因みにこの角材はホームセンターで購入したのですが、端材ということで50円という破格の値段で売られていたものです。お値打ち品でした。
角材に鉛筆で下書きをしたなら大雑把に切り出します。私は糸ノコで切り出しましたが、ノミや玄能で荒削りしても構わないと思います。正面からだけではなく、横からの姿も下書きしておくとイメージが着きやすいので良いでしょう。
先程描いた下書きに沿ってどんどん切り出していきます。
削る度に鉛筆で描いた下書きが消えていきますが、気になった時に新たに下書きする程度で良いと思います。大事なのはその時の気の乗り様だと思います。下書きが消えていても、頭の中に完成形の姿が思い浮かぶなら、それを信じて彫り進めれば良いでしょう。下手に手を止めるよりかはよっぽど良いです。
ここまで来たなら、電動工具のミニルータを使い始めると作業が一気に進みます。先端工具のビット(刃物)ですが、色々と種類がありますが、以下の5種類があれば大丈夫でしょう。
特によく使うビット(刃物)を5種類ピックアップしました。一回使えばどのビットがどういった加工に向いているかは分かっていただけるかと思います。
ただ種類が有りすぎて始めは何を揃えれば良いのか、全く分からないと思います。そういった時は大体上の5種類があれば事足りると信じてみてください。
下書きのイメージからミニルータで削り出して行くと1時間ぐらいでこれぐらいの形になってくるかと思います。ここからは慎重に作業を進めて下さい。あまり強引に削りすぎると細い足の爪なんかは折れてしまうことがありますので‥
薄皮をめくるような作業を続けていくと、生命が宿ったかのような雰囲気になってきますので、キリの良いところで手を引いてください。引き際を間違えるとお釈迦さんになってしまうことがありますので注意しましょう。
後は着色を残すのみです。
フクロウさん自体様々な種類が有り、色や柄も様々ですので、好きなように塗りましょう。
私は茶色系が好きですので、ベースを茶色、そこから白や焦げ茶を足し、模様を作り出す方法を取りました。嘴は黄土色、眼の辺りに関しては眉もとをキリッと黒目勝ちにして、目尻は丸く白目が来るようにしました。
そして、完成です。
可愛いですよね、フクロウさん。
実は消しゴムサイズのフクロウさんです。こうして並べてみるとその小ささに少し驚きます。自分で言うのもなんですが、結構細かい仕事をしたもんだと感心します。
世の中には沢山の種類のフクロウさんが存在するので、色んな写真を見ると良いと思います。どんなイメージをモチーフにするかで十人十色の作品が仕上がるかと思いますので是非挑戦してみてください。