危険回避!電動トリマーによるキックバックについての基礎知識を深めよう。

  • 2016/3/25
トリマーとストレートビット

電動トリマーは木材加工において便利な電動工具の一つですが、取扱いを間違えると、非常に大きな事故へと繋がります。

キックバック現象はその中でも特に危険度が高く、慣れた人でも油断すれば身に掛かる可能性があります。(キックバックとは不意に起こる切断対象物と回転した刃物の衝突現象の事を指します。人間の力ではその衝撃を吸収する事は不可能でしばしば大怪我に繋がります。)

特にトリマーにおいては左方向に向かってキックバックが起こる事を基礎知識として知っておく必要があります。

右手で工具を扱う人が多い中、左方向に回転した刃物が跳んでくるということは恐怖以外の何物でもありません。支えているはずの左手に予想外のタイミングで高速回転した刃物が来るわけですから。

ではキックバックを起こさないた為にはどうすれば良いかですが、第一にプレート面からビット(刃物)を出しすぎない事です。一般的には堀込の深さを3mm程度に抑える事が推奨されています。

ストレートビット

3mmずつ徐々に深く掘りましょう。画像では分かりやすい様に10mm程、ビットを出していますが、いきなりこの深さで掘り進めるとキックバックが起こりますので危険です。

それ以上の深さを掘りたい場合は、上の画像での説明通り、徐々に深く掘っていく事です。

第二に、ジグを用いることです。na工房では丸のこ定規の応用でトリマー用の定規を使用しております。

溝堀

トリマー用の定規を用いて溝堀する様子。

上の画像を見ていただければ分かるかと思いますが、専用定規を木工用のクランプで固定した上で、トリマーを使用しています。トリマーの左側に定規を固定することで、左側へのはね返りをガードします。更にまっすぐに溝堀する事が出来るため、トリマー定規は安全性と作業性向上の面で必須のアイテムと言えます。

以上、ビット(刃)を出しすぎない事と、ジグを使う事の二点ですが、上記のポイントを押さえておけば、安全性は格段に上がりますので、参考にしてみて下さい。

楽しいdiyライフの為にも常に安全に行動することが大事だと思います。


 

仲 高宏「na工房」の管理人

投稿者プロフィール

主に日曜大工(diy)やハンドメイドに関するお役立ち情報を発信しています。
電動工具の扱いや、木材の加工方法、便利な補助道具の紹介を記事にしています。
最近は「木彫り」や「切り絵」も始めました。

この著者の最新の記事

リンク

スポンサーリンク

おすすめ記事1(技術系)

  1. 部分的に丸みを帯びた面取
    木材を全体的に面取するにはトリマーが便利だという事は何度か紹介しておりますが、今回は趣向を変え、部分…
  2. ベビーゲート
    今回はベビーゲートの紹介です。子供が1歳を迎える頃には用意しておいて損はない便利な商品です。メーカー…
  3. 外れ止めをドライバーで緩める
    世の中に出回っている網戸掃除の情報は、基本的に網戸サッシをレールから取り外さない事を前提に取り上げら…
  4. 今回は壁掛けタイプの飾り棚の作り方を紹介します。 市販の棚受け金具さえあれば簡単に自作できます…
  5. 見た目は蝶結びとほとんど変わらないけれども強い紐の結び方に"イアン・ノット"という技術があります。 …
  6. キッチンツールフック
    今回はキッチンツール用のフックを自作した話です。 キッチンツールフックはホームセンターや雑貨屋…
  7. 手伝い
    我が家の玄関先はコンクリートの土間が打ち付けられた形で駐車スペースになっているんですが、およそ10c…
  8. ダボ用マーカー(マーキングポンチ)とドリルストッパー
    木の継ぎ方にも色々と種類がありますが、「ダボ継ぎ」はその中でもコストが安くて、電動工具もドリルドライ…

スポンサーリンク

おすすめ記事2(アートワーク系)

  1. 今回は“白木のキット(市販品)”を用いたマトリョーシカの作り方を紹介したいと思います。自分だけのオリ…
  2. プラバンで作った“ピーターラビット”と“お茶”
    3歳の娘が「“プラバン”作って」とこちらに寄ってきました。プラバンって何だったかななんて記憶の糸を辿…
  3. 木彫りのすずめ(二羽に増えました)
    前回は木彫りで雀(すずめ)を彫り出しましたが、今回は色塗りの手順を紹介します。 [captio…
  4. フクロウさん完成(木彫り)
    今回は木彫り彫刻でフクロウさんを彫る手順を紹介致します。以前絵本に出てくるコミカルなタッチのフクロウ…
  5. 木彫りのネコ(背伸びのポーズ)
    手作り、ハンドメイドって楽しいですよね? また木彫りでかわいい置物作りがやりたくなってきました…
  6. 花瓶と木彫りのすずめ
    周りの余計なモノが被写体と一緒に写真画像に写ってしまう。画像をアップする工程では避けたいポイントです…
  7. 切り絵作品「翡翠(かわせみ)」
    以前市販のテキストを使用した切り絵の練習方法を紹介したことがありましたが、いくつか作ると今度は欲が出…
  8. 玄関脇のワイヤーネット
    ワイヤーネットって便利ですよね。 ちょっと壁に掛けておくだけで色々楽しめます。ホームセンターや…

リンク

リンク

back number 100

ページ上部へ戻る