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ダボ継ぎに便利なアイテムを紹介!マーカーとドリルストッパー
- 2016/3/14

木の継ぎ方にも色々と種類がありますが、「ダボ継ぎ」はその中でもコストが安くて、電動工具もドリルドライバーがあれば素人でも出来る継ぎ方の手法の一つです。
とは言っても全くのdiy初心者の方にはさっぱり伝わらないかと思いましたので、画像を用意しました
まず、上の画像を見ていただくと、短い棒と穴が開いているのが分かるかと思われますが、この凸凹を組み合わせて木を継ぐ手法をダボ継ぎといいます。簡単ですね。
ちなみにこの棒が「ダボ」と呼ばれるモノでホームセンター等で市販されています。太さには種類がありますが、これは直径φ8mmです。そして、この直径に合わせた穴を「ダボ穴」と呼びます。
先ほど初心者でも出来ると書きましたが、しかしこれを綺麗に継ぐとなると実はちょっとしたアイテムが2つ必要になってきます。
一つ目はコレです。
ダボ用マーカー(マーキングポンチ)と呼ばれる補助道具です。
どのように使うのかというとですね、まずは片側の木にダボ穴を開け、ダボを差し込む前に、その穴にマーカー(マーキングポンチ)を差し込みます。
そして、このポンチ部分をですね、もう片側の木を継ぎたい位置に合わせてグッと押し付けます。
するともう片側の木にくっきりとマーキングポンチの跡が残ります。
もうお分かりですね。このポンチ跡のマークに沿ってドリルで穴を開ければぴったりと位置合わせが出来るというわけです。
このアイテムがないとミリ単位で計測しながら穴明しないといけないので大変です。つまりダボ用マーカー(マーキングポンチ)は位置決めのアイテムなのです。知らないと何の道具か全く分かりませんよね?
そしてもう一つの便利アイテムそれがコレです。
ドリルストッパーと呼ばれる補助道具です。黄色の部品みたいなのがそれです。
このアイテムをドリルの先端に取り付けます。
ドリルストッパーを装着してみましたが、想像がつきましたでしょうか?
そうです。ドリルをあまり深く掘り進めてしまうとダボ長との兼合いが悪くなる為、ストッパーアイテムで穴の深さを調節しようということです。
画像にしました。これで適度な深さで穴明が出来ますね。
ドリルストッパーがないと目視での確認となりますが、螺旋模様を描きながら動くドリルの先端を正確に捕らえるのはおそらく至難の業でしょう。少なくとも私は無理でした。
これで綺麗に継げますね。(分かりやすく見せるため長さの違う木の板を使っています。)
後はこれに木工用ボンドを使用すれば更に強くなります。小型の家具ならばこの継ぎ方で充分な強度を得ることが可能です。
これは小型の台ですが、天板と脚の構造部分をダボ継ぎしています。
(応用編)
実はこのダボ継ぎは応用が利く技法です。意図的に木工用ボンドを使用せずに継げば、取り外し可能なパーツとして木の板を使用することも出来ます。例えばこの応用でブックエンドを作った場合、自分の好きな位置で固定することが出来ますよね。
また、キャビネットの扉が緩くて勝手に開いて来てしまう場合、軽くダボ継ぎを施すことで丁度よい堅さになることもあります。
扉の裏側にダボを仕込んでおいて
キャビネットの上部にダボ穴が開いているのが分かりますか?
扉を閉めれば、ピタッと締まります。
最後は画像の様に打掛けを使えば、子供のいたずらもある程度ブロック出来ます。勝手に開いてしまうこともありません。