最近ペイント系のアプリをスマホにインストールしてみました。
スマホの小さな画面だと絵を描くのは難しいですが、実は補正機能が充実しているので、簡単なものならそれなりに仕上がる事が分かりました。
インストールしたのはメディバンペイント(MediBang Paint)です。説明書も何も読んでませんが、何となく感覚で描き進める事が出来ましたので、それほど難しい操作ではないと思います。
上の画像ですが、パレットのアイコンを押した時に現れる操作画面です。とどのつまりこの操作画面さえ押さえておけば良い感じです。
色の輪っかは専門用語で、「色相環」というそうです。輪っかの中で任意の色相を選び、中にある四角の部分で「明度」と「彩度」を調節、自分で色を作ってくださいという事の様です。
私には美術の知識が空っぽでしたので、ここの部分だけは、配色関係の本を購入して勉強しました。色の成り立ちというのはこうなっていたのかと感心しました。
はじめは訳が分からず面喰らいましたが、色相環の基礎知識さえあれば驚く必要が無いことに気付き、落ち着きを取り戻しました。
気持ちさえ落ち着けばこちらのものです。後はいじり倒して遊んでいる内に身に付くはずです。
早速ですが、好きな絵画を簡易模写してみようと思い付きました。
選んだのはフェルメールの「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」です。早速画像検索し、10秒間ほど観察し脳裏に焼き付かせます。もうお手本は見ません。さぁ描くぞ!
はい、出来ました。制作時間15分のスピード作品です。走り書きの簡易模写ですので、特徴だけを切り取れればOKという気持ちで描きました。
スマホの小さな画面で描くには補正機能無しでは無理です。補正なしでタッチパネルだけで描こうとするとガタガタの絵になります。
今回私が使用した機能はガタガタを修正する補正機能(レベル3)と、ペン(入り抜き)です。
ペン(入り抜き)で線を描くと上の画像のように線の始めと終わりの部分が細く補正されて反映されます。
繊細なイメージに仕上がりますので、後は透明度を高く設定した色をささっと入れていくとフワッとしたタッチになります。
同じ感じで花を描くと上の画像のような感じになりました。
このアプリの良いところはこういった補正機能が充実している点と、色相環を利用した色の練習が出来る点ですね。塗ってみて違うなと感じればすぐに修正出来るのもデジタルの強みですね。
ここで練習して、実際に水彩画に挑戦すると面白いかもしれません。