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隠し釘を使おう!釘の打ち込み跡が目立たない。
- 2015/9/20

今回は隠し釘の紹介です。
ちょっとした工作物を木工で作ると、場所によっては釘やネジの頭が見えて気になり、不細工だなと感じる事がありませんか?
そんなときは木工用ボンドと隠し釘の組合せで上手くいく事がありますよ。
「隠し釘」は知るひとぞ知る商品ですが、一度使うと仕上がりの綺麗さにまた使いたくなる便利なアイテムです。
長さが22mmのF-22タイプと35mmのF-35タイプがあります。
隠し釘とは簡単に説明すると、頭の部分がわざと折れるように加工された釘です。細いので強度としてはいまいちですが、木工用ボンドと併用することでかなりの丈夫さが期待できるようになります。
画像で見ていただくと、頭の直下にカラフルな樹脂が確認できると思いますが、軽くこの樹脂がつぶれるぐらいまで金槌で打ち込んだ後、樹脂の部分と一緒に釘の頭をへし折って取ってしまうと、打ち込み跡の仕上がりが目立たずにスッキリします。
頭を折るタイミングはボンドが乾いてからが良いでしょう。
実は金槌を打ち込んだ後、ちょっと圧迫されたこの樹脂がスプリング効果を産みます。
釘の打ち込み先の部材同士をグッと締め付けるため、早めに折ってしまうとこのスプリング効果がなくなってしまうんですね。これは勿体ないです。
ボンドが乾いて固定された後、隠し釘の頭の部分をへし折ると上の画像のようになります。遠目から見るとほとんど釘の跡は見えなくなります。
隠し釘の折り方ですが、玄能(金槌)で叩いて折る方法が一般的なようですが、na工房ではペンチでへし折る方法をお勧めします。
これは技術力に関係なく綺麗に折ることが出来る点と、頭の部分が飛んで散らばらないという利点に依るものです。
実際に実践して頂くと分かると思いますが、打ち込んだ後の隠し釘の頭はかなり小さく、そこに向かって玄能(金槌)を当てるのは 初心者には少しハードルが高いと思われます。
あまり聞かない名前だと思いますが、趣味で工作するなら覚えておいて決して損はないと思います。ホームセンターで手に入りますので、入手ルートも簡単です。是非どうぞ。