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ディスクグラインダーの基本的な使い方【切断編】、鉄パイプや長モノをサクッとカットする方法
- 2017/1/25

「ノコギリを使って木の棒なんかを切った経験ってありますか?」こう質問するとたくさん方から経験ありますっていう回答が返ってくるかと思います。まあ小学校や中学校の工作技術の授業でもやりますしね。
しかし「鉄パイプや金属を切った経験がある人はどれぐらい?」と言われるとその経験者の数は極端に少なくなるのではないかなと私なんかは思います。
工業高校や技術専門校なんかを出られた方はもちろんご存知だとは思いますが、その他の方は結構知らずに大人になっていく方も多いんではないかと思います。既にご存じの方も今回はちょっとしたおさらいの意味も込めて読んでいただけたら良いなと思います。
今回はディスクグラインダーという電動工具を用いて鉄パイプやステンレスパイプ等の金属をサクッと切断する方法を紹介致しようと思います。
ホームセンターでも手軽に手に入りますし、本当に数秒で切ることが可能ですのでこういう便利なものだという事を知っていただくだけでも結構だと思います。
円盤状の切断砥石が付いたこの電動工具がディスクグラインダーです。
使用用途としましては直線的な切断、研磨、研削作業になりまして、そしてその作業に応じて適切な刃を付け替えることになります。
今回は切断ですから、切断用の薄い円盤状のディスクを用意します。
金属切断用の刃自体はそれほど高価なものではありませんが、ただ刃物というよりは砥石に近い代物ですので、使用頻度が多いと摩耗してなくなってしまいますので、切断量が多い場合は予備に複数枚必要になる場合もありますのでそこだけ注意して下さい。
さて、それでは刃を取り付けるまでの行程を説明致します。
まずは本体に保護カバーを取り付ける事から始めます。金属を切断する時は火花が発生しますので、こちらに飛んでこないようにカバーをする必要があります。
始めに迷う方が多いのですが、この方向で差し込みます。これは溝が掘られていてこの向きでないとハマらないからです。そしてはめ込んだらここから180度回転させます。
180度回転させるとこのようになると思いますが、ここで付属のレンチを用いて固定します。
ここからフランジ→切断砥石→ロックナットの順番で締め付けていきます。
まずフランジを軸に通して、
次に切断砥石(ディスク)をはめます。
そしてにロックナットを取り付けます。
そして最後にロックナットを締め付けるのですが、刃の反対側にシャフトロックのスイッチが付いていますので、ここを強く押して凹ませます。中途半端にしか凹まない場合は刃を少し回転させます。するとストンと凹むポイントが出てくるはずです。
最後に付属のロックナットレンチで締め付けます。この時先程のシャフトロックは押したままにしておいて下さい。でないと空回りするだけですので‥
さて、ここまで来ますと後は電源スイッチを入れて切断するのみですが、火花が散りますので外で作業するようにしましょう。
いよいよ鉄パイプを切断ですが、馴れない内はいきなり回転スピードMAXでいくのではなく、試しに少し回転速度を落として、鉄パイプに当ててみる、そして火花がどのように飛んでいくかを見極めてから本格的に切断する方が無難だと思います。
ダレデモ初めては怖いものですし、たとえ試し切りでも少し経験するとちょっとした安心感を得ることが出来ますよね。
本当に数秒の話ですし、両手が塞がっていましたので、切断最中の画像は撮れませんでしたが、見事に切断された鉄パイプがこちらになります。
やってみれば非常に簡単ですよ。
特にこの技術が役立つのは実はゴミだしの時だったりします。例えば、物干し竿なんかの長モノは本来ならば粗大ゴミなのですが、これは30cmずつ程度にカットすれば燃えないゴミ【不燃物】として処分できます。
各自治体毎に色々違いはあるでしょうが、基本的に粗大ゴミはこちらから連絡しないと来てくれないという不便さがあると思います。
カットするだけで“燃えないゴミ扱い”として、定期回収してもらえるならそっちの方が良いですよね。
ちなみに先日も捨てるに捨てれなかった鉄のパーツがあったのですが思いきってサクッと切断しました。これで燃えないゴミ扱いになります。
角パイプだろうが、分厚いめの鉄だろうが問題なくカットできました。
ディスクグラインダー、便利な電動工具です
ちなみに別記事ではコンクリートを綺麗にならす方法を紹介しています。良かったらこちらもどうぞ